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婦人科疾患
生理中や生理前後に起こる下腹部や腰の痛みを生理痛といいます。
腹部膨満感、吐き気、食欲不振、下痢、頭痛、倦怠脱力感、いらだち、憂うつ感などの症状を伴う事もあります。
日常生活に支障が出る状態の場合、月経困難症といわれます。
子宮筋腫や子宮内膜症などの器質的な変化が原因となっている器質性の疼痛と、器質的病変がみられない機能性の疼痛(10~20代の方に多い)とに分けられます。
こんな症状
に心当たりは
伝統医学では、痛みの原因として「不通則痛」(気血の流れが悪くなり痛みが生じる)と「不栄則痛」(気血、栄養の不足により養うことができず痛みが生じる)を考えます。
痛みの出る時期、痛みの性質や程度、生理の状態、その他の症状などを観察することで、身体がどんな状態で生理痛が起きているかを把握できます。
主な病証として、気滞血瘀型、寒凝血瘀型、湿熱下注型、気血虚弱型、肝腎虚損型などに分類されます。
不規則な生活、寒暖への不注意、過度な疲労、
飲食の不摂生(冷飲食・脂っこいもの・甘いもの・辛いもの・飲酒の過多など)
ストレス(憂うつ、イライラ、怒り、恐れ、不安など)
風邪、寒邪、湿邪、暑邪など、季節の変わり目・時季外れの異常気象など
もともと冷えやすい方に多く、生理中に寒さに当たったり、冷たい飲食等により体が冷える事により、気血の流れが悪くなることが原因。
・生理前や生理中に下腹部が冷えて痛む。寒さやクーラー等で冷えると痛みが増強する。温めると痛みが軽減する。
・生理の出血量少なく、出血の色が暗く、血の塊がある。
・冷えを伴う。
温経散寒・化瘀止痛
脂っこいもの、甘いもの、辛いもの、飲酒の過多などにより、気血の流れが悪くなることが原因。
・生理前や生理中に下腹部が熱感を伴い張って痛み、押さえると痛みが増す。又は腰が張って痛む。
・生理の出血の色が暗く、血の塊がある。
・普段から黄色い粘りのある帯下が出る。
清熱除湿・化瘀止痛
気血が不足している方が、生理の出血により、血の滋養が不足することが原因。
・生理の後半や生理後に下腹部がしくしく痛む。押えたり、もんだりすると痛みが楽になる。
・生理の出血量が少なく、出血の色が淡い。
・疲労倦怠感。顔色が良くなく、つやがない。
補気養血・止痛
肝腎の精血不足により、子宮を滋養する事が出来ないことが原因。
・生理の後半に下腹部がしくしく痛む。押えたり、もんだりすると痛みが楽になる。
・生理の出血量が少なく、出血の色が淡い。
・足腰がだるい、耳鳴り、めまい、微熱、のぼせ。
滋補肝腎・止痛
石原鍼灸院・漢方薬局がすすめる
毎月の生理の状態を観察することにより、自分の身体の状態を把握し、生活習慣による影響も考え、普段の生活を見直していく事が大切です。
当院では、お身体の状態に応じて、
ひとりひとりに合った養生法
をご提案いたします。
お悩みや気になることが
ございましたら、
ぜひお気軽にご相談ください。
当院をご利用のお客様で、ご希望の方に院長著書の養生法をまとめた冊子(「いのちのしくみ」をあじわう / 和器出版)を差し上げています。ぜひご活用ください。
定休日 / 日・月・祝日
※漢方薬局につながります
石原鍼灸院・漢方薬局からの
コメント
妊娠や出産などをスムーズに行う為、そして女性が健康に歳を重ねていく為にも、生理痛も含めた生理の状態を整えることは、身体を整える事であり大切です。
漢方薬や鍼灸は身体の状態を整えて、生理痛を改善していくためにお勧めです。
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